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コラム
住宅ローン返済でお困りの方へ➂
2022/05/26
任意売却と競売の違い
➀任意売却
・売却価格
任意売却は一般的な不動産売却と同様に売主様が希望する価格を反映した売り出し価格を設定することができます。
そのため、高値で売却できる可能性があります。
・残債
高く売却できる可能性があるため、残債も多く減らすことが可能です。
・残債の返済について
任意売却を進めていく中で、金融機関と残債の返済について見直しの相談をすることが可能です。
無理のない範囲でリスケジュールもできます。
・手元に残るお金
売却代金の一部を引越し費用や当面の生活資金として残してもらうように金融機関と交渉することができます。
・物件からの退去について
買主様と交渉することで引き渡し日について事前に交渉することが可能です。
また、親戚や知人に購入してもらい賃貸契約してそのまま住み続けることも可能です。
・プライバシーの保護
なるべく知られない形で売却を進めることが可能です。
・所有者様の意志
売却のご決断はもちろん、売り出し価格の決定など所有者様の意志を反映した売却が可能です。
・生活再建について
返済計画の見直しや余剰資金が手元に残るなど、生活再建に向けて前向きに進むことができます。
②競売
・売却価格
確実に売却を行うために最低入札価格は低く設定され、
実際の売却価格は市場相場の3~5割になることが多いです。
・残債
確実に売却を行うために最低入札価格は低く設定され、実際の売却価格は市場相場の3~5割になることが多いです。
・残債の返済について
残債が多く残っている上に、原則一括での返済を求められます。
・手元に残るお金
競売の売却代金は原則としてすべて返済に充てられるため、手元に残るお金はありません。
・物件からの退去について
所有権の移転を含め裁判所が一括して進めてしまうため、引越し日を選ぶことはできません。
また退去日以降も住み続けると不法占拠扱いとなります。
・プライバシーの保護
プライバシーは考慮されず、競売物件の情報は公開されてしまいます。
・所有者様の意志
すべて裁判所主導で行われるため、所有者様の意志が介在する余地がありません。
・生活再建について
売却金額が安いため残債が多く、一括返済が求められる上に
手元に売却代金が一切入らないなど生活再建はかなり厳しくなります。
次回は任意売却のメリット・デメリットをお伝えします。